岩隈、今季初登板も6回5失点で敗戦投手も「次回につながる」

[ 2015年4月9日 14:00 ]

プホルスに2ランを打たれ、身体を伸ばす岩隈(AP)

ア・リーグ マリナーズ3―5エンゼルス

(4月8日 シアトル)
 米大リーグ、マリナーズの岩隈久志投手(33)は8日(日本時間9日)、シアトルで行われたエンゼルス戦で今季初登板となる先発マウンドに臨んだが、初回に4点を失うなど計9安打5失点で6回を最後に降板。チームは2本の本塁打などで追い上げたが、3―5で敗れ、岩隈は今季1敗目を喫した。

 昨季メジャー自己最多の15勝をマークした岩隈の2015年は、厳しいスタートとなった。

 初回、先頭カルフーンを中堅へのフライに打ち取ったまでは良かったが、続くトラウトに3ボールからの4球目を左前打されたのがケチのつき始めだった。1死一塁から3番・プホルスに左翼席上段に飛び込む特大2ランを浴びて2点を先制されると、さらにジョイスに右前打、フリースに左翼線二塁打と計4連打されて1死二、三塁。ここで打席に入ったアイバーに打たせたゴロは、二塁手カノのグラブの下をすり抜ける2点タイムリーエラーとなり、いきなりこの回4点を失った。

 そして、迎えた2回には、先頭の8番・ナバロに右翼線二塁打、9番・ジアボテラに左前打と下位打線に連続長短打を浴びて無死一、三塁と再びピンチを招き、1死後、トラウトの中犠飛で三塁走者が生還し、ついに5失点目。

 3回は初めて3者凡退に仕留めて立ち直る気配を見せたが、4回には1死から再びナバロ、ジアボテラの下位打線に連打を浴びるなど不安定な内容。その後、尻上がりに調子を上げ、それ以上の追加点は許さなかっただけに、悔やまれる立ち上がりとなった。

 岩隈の投球内容は6回で92球を投げ、9安打5失点(自責4)。奪った三振は3個で、四死球はなかった。

 ▼岩隈の話 序盤、球が高く浮いてしまって、それをしっかりと打たれてしまった。3回以降は攻めていきながら打たせて取る投球ができたので、次回につながる。

続きを表示

この記事のフォト

2015年4月9日のニュース