初代DeNA球団オーナー春田氏 中畑監督との“男の約束”とは…

[ 2015年4月6日 08:10 ]

 横浜DeNAベイスターズの初代オーナーの春田真氏(46)が、初の著書「黒子の流儀」(KADOKAWA、11日発売)で、中畑清監督(61)と交わした“男の約束”を明かした。

 初代監督選びが難航していた11年12月、中畑氏へ正式オファー。交渉の際に春田氏は「DeNAは新しい企業であり、チームを通じてDeNAの知名度を上げるために情報発信を意識的に行ってほしい。勝っても負けても取材記者を大事にして、試合後のインタビューは絶対に受けてほしい」と要望。「もちろん」と快諾した中畑氏は4シーズン目に突入した今季も約束を守り続けている。

 DeNA社は、高いプロモーション効果が望まれることなどから球界参入を決断。2012年の参入元年のシーズンは報道などを単純に広告価値に換算すると1000億円を超えた。本拠地横浜スタジアムへの観客動員も増え続け、昨年は参入前比42%の伸びを見せた。春田氏は「露出を続けるのは大変。良くも悪くも目立たなければならない。以前の横浜は注目されることがあまりにも弱く、中畑監督にはその部分を一手に担っていただいた」と監督の“男気”に感謝した。

 著書ではこのほか、確執が取りざたされた球団参入バトルのいきさつや「モバゲーベイスターズ」ネーミング騒動、企業経営なども赤裸々に明かしている。

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2015年4月6日のニュース