原采配ズバッ!“40歳目前”由伸が井端が美守で開幕白星に貢献

[ 2015年3月28日 06:00 ]

<巨・D>7回1死満塁、高橋由は石川の左飛で三塁走者・バルディリスを捕殺する

セ・リーグ 巨人3-2DeNA

(3月27日 東京D)
 巨人の高橋由と井端の「アラフォーコンビ」が光った。4月3日に40歳になる打撃コーチ兼任の高橋由は7回1死満塁、左飛を処理後にストライク返球で三塁走者のバルディリスを本塁で補殺。ガッツポーズし「(打球が)来そうだなという感じがあった」と表情を緩めた。

 5月12日に40歳になる井端は初回無死一塁、粘った末の9球目に遊ゴロで走者を進め、先制点のお膳立て。守備では8回2死二塁からロペスの一、二塁間を襲うゴロを横っ跳びで好捕し、二ゴロに仕留め「由伸さんがいい送球をしていた。そっちの方が凄いよ」。同学年の仲間をわざと「さん付け」して笑わせた。

 原監督はこの日、球場入りの前に父・貢氏の墓参り。選手、指導者時代を合わせ、30回目の開幕に臨んだ。試合前のミーティングでは「このメンバーで結集して、一丸となって全員で戦っていこう!戦闘用意、OK!」とナインを鼓舞。球団史上初となる40歳以上のシーズンの選手2人による開幕スタメン競演で、チームが一丸となった。

 ≪勝利に結びついたのは初≫巨人は7回に左翼手の高橋由が本塁への直接送球で三塁走者のバルディリスを刺し失点を阻止。2リーグ制後、巨人の外野手が開幕戦で本塁への直接送球による補殺を記録するのは52年小松原、97年松井に次いで18年ぶり3人目。ただし、過去2度はチームは敗戦。この日のように勝利に結びついたのは初めてだ。

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2015年3月28日のニュース