初出場の宮崎・門川中 春の日本一!完封リレー締め

[ 2015年3月24日 05:30 ]

決勝戦も見事に完封勝ち、マウンド上で喜ぶ門川中

第6回全日本少年春季軟式野球大会最終日・決勝 門川中(宮崎)1―0西京ビッグスターズ(京都)

(3月23日)
 準決勝と決勝が行われた。大会初出場の門川中(宮崎)が、決勝で大会2度目の優勝を目指した西京ビッグスターズ(京都)を1―0で下し、初の「中学生の春の甲子園」の頂点に立った。

 歓喜の初優勝。最後の打者を右飛に打ち取ると、門川ナインは全速力でマウンドに集まり、喜びを爆発させた。

 0―0の4回1死満塁に相手投手がボーク。思わぬ形で得た決勝点を守り抜いた。チームは5試合で無失点と安定した投手力を発揮。原動力になったのは、エース上野、決勝で先発し6回2安打無失点に抑えた2年生・花岡だった。打っては、1番に座る椿原主将は3打数3安打でチームをけん引。「僕はチームの流れをつくり、攻撃の勢いを守備につなげるのが仕事。この大会は自分の仕事ができた」と満面の笑みを見せた。

 学校の規則などもあり、放課後の練習時間は2時間にも満たない。思うような練習ができない中で、田中政秀監督は選手に自主性を求めた。「選手を信頼し、選手に考えさせることも大切にしている。大会中に選手たちも成長した。よくやってくれた」と指揮官は健闘を称えた。指導者、選手らが一丸となり、初出場初優勝を成し遂げた。

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