敦賀気比・平沼 監督の「完封だぞ」に一発“快投”「夏の経験生きた」

[ 2015年3月23日 11:27 ]

<敦賀気比・奈良大付>敦賀気比先発の平沼

第87回選抜高校野球大会第3日・1回戦 敦賀気比3―0奈良大付

(3月23日 甲子園)
 ひとまわり大きくなって帰ってきた。昨夏は2年生エースとして4強入りに貢献した敦賀気比のエース・平沼が奈良大付相手に1安打無四球、10奪三振の快投。「甲子園入りしてから、思うような投球ができていなかったが、夏の経験が生きた」と頬を緩めた。

 この日は「スピードではなく、キレを重視した」と言う通り、MAX144キロを誇るストレートではなく、切れのいいスライダー、チェンジアップを駆使。9回を除く毎回の10三振の山を築いた。

 そんな頼もしいエースに東監督も「なかなか調子が上がってこなかったが、きのうになってようやく上がってきたのが“完封だぞ”と言っていたら本当にしてくれた」と驚きの表情。「キレあって、本当にベストピッチングだった」と称えた。

 4番としての打撃も3打数2安打1打点と勝利に貢献。昨夏は全5試合に登板したが、準決勝の大阪桐蔭戦で3本塁打を浴びチームは9―15で敗退。その悔しさを胸に、福井県勢初の優勝を狙う「エースで4番」は「次も頑張りたい」と力強く語った。

続きを表示

2015年3月23日のニュース