メッセ 好調の秘けつは禁煙「子供が大きくなってきたので」

[ 2015年3月7日 09:20 ]

<神・西>ガムをかみながら、西武打線を4回無失点に抑えたメッセンジャー

オープン戦 阪神4―0西武

(3月6日 甲子園)
 “禁煙投法”で開幕投手へ万全だ。先発した阪神・メッセンジャーは試合後、長年連れ添った“相棒”との決別を告白した。

 「今年から(噛み)タバコをやめました。子どもが大きくなってきたので、悪い習慣は見せたくないので、やめようと」

 アメリカ時代から10年以上楽しんできた噛みタバコを今年に入って断った。昨年11月に次男が誕生し4児の父となった自覚をにじませた。例年よりオーバーウエートで来日した事にも「(噛みタバコをやめて)おなかがすくんでしょうね」と要因の一つに挙げた。

 大好物を失って、メンタル面だけでなく、パフォーマンスの低下も心配されるところだが、助っ人右腕はきっちり対策。この日は、替わりにチューイングガムを口に含んでマウンドに上がった。

 「きょうは直球も変化球も全部良かった」と振り返ったように、序盤から140キロ後半の直球で押し、要所でカーブ、フォークと変化球も冴えた。2回、1死から連打で一、二塁のピンチを背負うも坂田をフォークで空振り三振。2死から森もカーブで空を切らせて、得点は許さなかった。

 立ち上がりはシュート回転するなど精度の悪かったスライダーも4回になって改善。「きょうのスライダーみたいにダメな時も投げ続けて修正するところは修正していかないといけない」と貫禄を漂わせた。

 3月27日の中日戦(京セラ)で自身2度目の開幕投手を務めることは決定的で「しっかりシーズンに向けて準備をしていくだけ」と不安は一切なく、次回は14日のロッテ戦(QVC)に登板予定。最後は「(噛むものが)タバコからガムになっただけだよ。問題ない」と笑った。

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