楽天ルーキー入野が好投 3回無安打無失点で開幕ローテに前進

[ 2015年3月1日 13:55 ]

<ソ・楽>先発し3回無失点の入野

オープン戦 楽天0―2ソフトバンク

(3月1日 ヤフオクD)
 楽天のドラフト5位・入野(四国IL・徳島)が、ソフトバンクとのオープン戦(ヤフオクドーム)に先発。強気な投球で、3回無安打無失点、3三振1四球と好投。開幕ローテーション候補の期待に応える見事な投球を見せた。

 1回は、内川にフォークで見逃し三振奪うなど三者凡退と上々の立ち上がり。2回も、柳田をストレートで見逃し三振を奪うと、李大浩は遊ゴロ、松田を初球で捕邪飛で抑えた。

 3回は、1死から鶴岡を四球で出塁を許すも、続く今宮を一邪飛、中村晃の当たりは抜けそうだったが、二塁の藤田のダイビングキャッチで後続を断った。4回からは、二番手の辛島にマウンドを譲った。

 昨季、日本一に輝いたチームとの対戦に「結果を求めるより、当たって砕けるつもりです。強気の自分のピッチングができればいい」と意気込んでいた。

 入野は新人最年長の26歳。こ高知県出身で07年に岡豊高を卒業後、プロ野球選手を目指して広島のプロ育成野球専門学院に進んだが、1年で閉校。翌08年に独立リーグの四国・九州アイランドリーグ(現四国アイランドリーグplus)の愛媛に入団した。毎年ドラフト候補に挙げられながら指名されず、13年には徳島に移籍。救援から先発に転向した昨季、16勝で最多勝を獲得し、独立リーグの日本一を決めるBCリーグとのグランドチャンピオンシップで球団初の優勝に導いた。年間MVPにも輝き、苦節7年の末に夢をかなえた。

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