偉業へ残り15安打の和田 骨折後初のフリーで快音「静かになりたい」

[ 2015年2月11日 08:05 ]

右手首骨折以来、初のフリー打撃を行う和田

 中日・和田一浩外野手(42)が「2000本打法」で本格始動した。第3クール初日となった10日、北谷球場で初のフリー打撃。屋外での本格的な打撃練習は、昨年8月6日の広島戦(ナゴヤドーム)で右手首を骨折した以来初めてとなったが、力みのないスイングで快音を連発した。

 「ずっとマシンを打ってきたから、投手のタイミングに合わせて打つことを心がけた。今年はこうやっていこうというのが明確なので、これから上げていきたい」

 谷繁兼任監督と並んでの44スイング。柵越えこそなかったが、ミートを心がけて広角に打ち分けた。実は昨年の骨折直前は絶好調だった。「今の僕の年齢でどう打つのかというのが見えた」という7月は打率・397、7本塁打21打点で野手では史上最年長の月間MVPにも輝いた。その新打法のイメージはしっかりと頭に残っている。

 「どういうタイミングで打つかという技術的な部分。できるかどうかは別として、やるべきことははっきりしている」

 2000安打まで残り15本で再出発するシーズン。「早い段階でクリアして(自身の周囲が)静かになりたい」と笑った。

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