統一球 月1回納品前に品質検査 反発係数基準を「目標値」に

[ 2015年2月4日 05:30 ]

 日本野球機構(NPB)は3日、統一球に関する規則でセ、パ両リーグのアグリーメント(申し合わせ事項)を1日付で一部改正したと発表した。

 改正点は、第2条(統一試合球の基準)と第3条(統一試合球の規格検査)。第2条で反発係数の基準を「0・4034~0・4234」に収めるとしていたのを「0・4134」を目標値とすると改め、第3条で納品後の抜き打ちだった規格検査を月1回納品前に行うとした。

 基準値については、選手会からも反発係数の許容幅が狭く「違反」が生じやすいことが混乱を招くと指摘。上下限の規定を撤廃し、目標値とするよう求めていた。

 規定はなくなるが、今後も従来の範囲内のボールを使用する。また、規格検査は基準値を上回るボールが開幕直後に発覚した昨年4月以降は納品前に実施しており、NPB・井原敦事務局長は「納品前に行うことで基準を外れたボールが入って来ないようにし、品質確保、安定供給できる」と説明した。

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2015年2月4日のニュース