藤浪 3年目のオレ流、日本人投手で唯一ブルペン入りせず

[ 2015年2月2日 08:57 ]

能見(右)の脇でシャドーボクシングをする藤浪

 3年目を“オレ流”で発進した。キャンプ初日に臨んだ阪神・藤浪は投手陣が次々とブルペン投球を敢行する中、日本人投手で唯一ブルペン入りせず。過去2年は「2・1」からブルペン入りしたが、3年目はマイペース調整でスタートを切った。

 「特に意味はないですが、2日前にピッチングしたので。自分は2月1日にこだわってはいませんし。明日(2日)、入ろうと思います。(自分のペースで調整か、の問いに)そうですね」

 キャンプ、シーズンの流れを熟知して臨む3年目。その姿からは、余裕と風格さえ漂う。もはやアピールする状況ではない。今やエースを狙う立場。だから、周囲の動きにも動じない。若手投手陣のアピール合戦を横目に、黙々と自らに課されたメニューを消化した。

 「自分でさせてくださいと言いました。しっかりと練習したい」。ブルペンの代わり…ではないが、全体の練習メニューを終えた背番号19は一人でゴロ捕球、けん制の練習を繰り返した。自ら希望した“藤浪メニュー”で、弱点克服にも取り組んだ。2日には、初ブルペン予定。江夏氏も「先入観を持たず、新鮮に見てやるのがいいと思う」と心待ちにした。

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2015年2月2日のニュース