中島 二遊間テスト…人工芝対応カギ、指揮官「早めに見極め」

[ 2015年1月26日 05:30 ]

西武時代にはゴールデングラブ賞を3度受賞した中島

 オリックスはキャンプ内容などを検討するコーチ会議を25日にほっともっとフィールド神戸で行い、新加入の中島裕之内野手(32)に対して、2月3日までの第1クール中に「二遊間テスト」を行うことが決まった。

 森脇監督は「強い選手、チームプレーヤーの数を増やしていくこと」を掲げ、改めて選手には複数ポジション制を提唱。すでに安達には二塁手の動きを確認するよう指示しており、「遊撃・中島」も検討している。真喜志守備走塁コーチは「現状はどれだけできるか分からないが、(二遊間が)できれば大きな武器になる」と話し、早めに見極める方針を示唆した。

 中島は12年まで所属した西武で、ゴールデングラブ賞を3度も受賞するなど、名遊撃手として名をはせてきた。だが、2年間の米マイナーリーグ時代で一塁手や三塁手としての試合も多く、米球界の過密日程に適応するため体も巨大化。人工芝でのプレーが増える日本球界復帰に不安視する声も出ていた。そのため、早めに本人とも会談し、シートノックなどで動きを確認する二遊間テストを実施するという。

 中島を二遊間に置くことができれば、小谷野を三塁、T―岡田を一塁に回し、外野手の枠を増やすこともできる。森脇監督は「競争が激しくなるのは間違いない。新しく入ってきた人も、今まで以上の決意を持っていると思う。楽しみ」とニンマリ。昨年、勝率2厘差で逃したリーグ優勝へ、準備に余念はない。

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