センバツ21世紀枠 松山東82年ぶり、桐蔭53年ぶり、豊橋工は初

[ 2015年1月23日 15:02 ]

21世紀枠で82年ぶりのセンバツ出場が決まり、喜びを爆発させる松山東ナイン

 第87回選抜高校野球大会(3月21日から12日間・甲子園)の出場32校を決める選考委員会が23日、大阪市の毎日新聞大阪本社で開かれ、困難な条件を克服するなど戦力以外の特色を加味した21世紀枠として、豊橋工(愛知)、桐蔭(和歌山)、松山東(愛媛)の3校の出場が決まった。

 豊橋工は春夏通じて初の出場。昨秋県大会3位で、東海大会では1回戦で浜松修学舎(静岡2位)に敗れた。他の部活動との共用スペースながら練習器具を手作りでカバーし、日本善行賞の全国表彰を受けたことも評価された。

 桐蔭は春15回、夏20回の出場を誇る古豪だが、選抜出場は1962年の34回大会以来53年ぶり。昨秋は県大会8強に進出した。夏の甲子園第1回大会に出場したことや、23人の少人数で団結し、グラウンド使用制限を乗り越えたことも推薦理由として挙がった。

 松山東は旧制松山中以来の伝統を持つ県内最古の高校で、1933年に春夏連続して甲子園に出場したが、今回は82年ぶりの切符。昨秋は県大会で準優勝し、四国大会では1回戦で鳴門(徳島3位)に敗れた。正岡子規が創部に関わっており、文武両道も評価された。

 一般選考では29校を選出する。地区別の出場枠は北海道1、東北3(神宮大会枠1を含む)、関東・東京6、東海2、北信越2、近畿6、中国・四国5、九州4。

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