大谷「Tarzan」表紙モデル!プロ野球で6人目、体幹重要性語る

[ 2015年1月20日 06:45 ]

大谷が表紙に起用された「Tarzan」

 日本ハム・大谷翔平投手(20)が、ライフスタイル雑誌「Tarzan(ターザン)」(マガジンハウス)でモデルとして表紙を飾ることが19日、分かった。「“カン違い”だらけの体幹トレ」と題した22日発売号で、大谷は表紙だけでなく、巻頭インタビューで体幹の重要性やトレーニングについて語っている。表紙のモデルに抜てきされるのは、プロ野球界からは城島健司氏以来、11年ぶりで6人目。最速162キロ右腕の肉体には、球界の枠を超えた注目が集まっている。

 日本を代表するトップアスリートとして、また新たな形で認められた。大谷が22日発売の「Tarzan」(550円)の表紙を自身の「肉体美」で飾る。同編集部は「160キロ以上の速球も投げられて、同時にスラッガーでもある。一体、何をどう練習したらそうなれるのか、ということから取材を申し込んだ」と説明。20歳の肉体に舞い込んだ熱烈オファーだった。

 同誌はこれまでランニングや筋力トレーニング、正しい食生活など幅広いテーマを取り扱い、運動を通じた理想のライフスタイルを提案してきた。出版業界全体が厳しい経営環境にさらされる中、発行部数は毎号約20万部を誇る人気雑誌だ。特定の競技向けの雑誌ではないため、スポーツ選手が表紙に登場することは少ない。球界では04年3月の城島健司氏(当時ダイエー)以来、6人目で久々の登場となった。

 今回、同誌は「“カン違い”だらけの体幹トレ」というテーマの下、入団時から体重が86キロから93キロ、胸囲が98センチから106センチ、腕回りも3センチサイズアップした大谷の秘密に切り込む。今オフ、大谷がさらなる増量に励む理由、自身にとっての体幹の重要性、トレーニング法についても迫っている。大谷自身も同誌を愛読していることを明かし「運動するうえで体幹というのは“繋(つな)ぎ”の部分。見落としがちですけど、一番重要かなと思います」とコメント。誌面では実際に行うクランチ(腹筋)系の体幹トレーニングの写真も掲載している。

 これまでイチロー(ヤンキースからFA)や松井稼(現楽天)といった、その肉体美が有名な選手が表紙に起用されてきた。芸能界からは過去にSMAP・木村拓哉、東山紀之らジャニーズ系も登場。5日発売の前号では熊本県のPRキャラクターとして人気の「くまモン」が裏表紙に登場した。今回、表紙で大谷が上半身裸になることはなかったが、半袖のトレーニングシャツから盛り上がった筋肉を惜しげもなく披露している。キャンプインまで2週間を切った。多方面から注目を集める20歳の怪物の勢いはしばらく続きそうだ。

 ▽Tarzan(ターザン) 1986年創刊。マガジンハウスが月2回発行しているスポーツとフィットネスに価値を置く人々のためのライフスタイル雑誌。ランニング、アウトドア、筋力トレーニング、医学情報、食生活、スポーツファッションなど、「カラダを動かす人々」の目線で幅広いテーマを取り上げる。不定期に女性を対象とした「jane」や特別増刊ムック本も発売されている。

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