18年目の井端“不惑の決断”!グラブをアディダスに変更検討

[ 2015年1月20日 06:50 ]

アディダスのグラブで守備練習を行う巨人・井端

 不惑の決断だ――。巨人・井端が、今季からアディダス社のグラブの使用を検討していることが、分かった。プロ通算18年目、5月で40歳を迎えるベテランは「節目の年で、自分自身新しいことに挑戦してみようと思う」と決意を明かした。

 熊本県内で行った1月の自主トレでも使用。希望して赤茶色のカラーを選び「できるだけ、素手の感覚に近いもの」と親指と小指を合わせて捕球しやすい型を基本とした。二塁だけでなく、一塁、三塁用も用意。ユーティリティープレーヤーとしての準備も万全だ。

 通算7度のゴールデングラブ賞を獲得している名手の異例の決断。昨年まではミズノ社のグラブを使用し「サポートしていただいて感謝している」。使い慣れたものを替えるには勇気もいるが「そこを狙わなくなったらユニホームを脱ぐとき」と40歳シーズンの開幕スタメンを狙う自身の「挑戦」に重ね合わせた。

 春季キャンプではその新グラブを手に「97年ドラフト同期」からノックを受ける。昨年は沖縄2次キャンプから取り組んだ早出特守を、今季は宮崎から行う予定。打撃コーチ兼任となる高橋由に対し「機会があれば打ってもらいたい。(ノックの)練習台にもなるよ。どっちかが、へばるまで」。井端の特守には阿部も参加を志願しており、実現すれば豪華競演となる。

 「個人の記録は興味ない。チームが優勝しないと面白くない」と井端。新たな相棒を手に、新天地2年目を迎える。

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