阪神ドラ1横山 故障だった…別メニュー調整、出遅れ必至

[ 2015年1月10日 05:30 ]

他の新人たちとは別メニューで調整する横山

 阪神は9日、ドラフト1位・横山雄哉投手(20=新日鉄住金鹿島)が8日に大阪市内の病院で検査を受けて「左胸鎖関節の炎症」と診断されたことを発表した。即戦力として開幕1軍を期待されているが、出遅れが必至の情勢となった。

 「痛みはないですが、(関節の)緩さ、違和感が残っていたので。(負傷部位は)初めての所。投げようと思えば、投げられますが…。責任を持って完治できるようにしていきたいです」

 スロー調整で、まずは完治を優先する。8日に新人合同自主トレがスタートしたが、新人5選手の中でただ一人、ボールを一度も握らなかった。この日もランニング中心のノースロー調整。実は日本代表として出場した昨年11月の21Uワールドカップの際にすでに違和感を覚えていた。12月の入団発表前の球団によるメディカルチェックでも発覚。患部の経過観察を続けてきたが、違和感が完全になくなることはなかった。杉本チーフトレーナーが今後について説明した。

 「大事ではないですけど、様子を見ようとなりました。(投球再開のメドは)様子を見ながらです。投げること以外の練習はします。キャンプへ向けて準備します」

 現時点で投球再開の時期は白紙。患部の様子を見ながら今後の練習メニューも変更していく。平田ヘッドコーチは「全然問題ない。肘や肩じゃないからな」と軽症を強調したが、万全を期す意味もあり、今春キャンプは高知・安芸での2軍スタートとなることが決定的。昨年の岩貞に続き、虎のドラフト1位がいきなり試練の船出となった。

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