鳥谷「熟考に熟考を重ね」決意 阪神が残留を正式発表

[ 2015年1月9日 10:17 ]

メジャー移籍を断念し、阪神残留が決定した鳥谷

 阪神は9日、海外フリーエージェント(FA)宣言し、メジャー移籍を目指していた鳥谷敬内野手(33)がチームに残留すると発表した。8日夜に鳥谷から高野栄一球団本部長に連絡が入ったという。

 鳥谷は球団を通じて「熟考に熟考を重ねた結果、残留することを決意しました。リーグ優勝、日本一を勝ち取り、その喜びを共に分かち合えるよう、今シーズンも全力でプレーさせて頂きます」とのコメントを出した。

 米国のFA市場の動きが遅く、鳥谷サイドが結論を先延ばしすれば正式なオファーが届く可能性はあったが、阪神はチーム編成の遅れが懸念されており、これ以上、球団に迷惑を掛けることはできないと判断したようだ。

 早大時代からの憧れだったメジャーへの夢を断念したが、ねて自らがチームリーダーとして優勝したいという願いもあった。球団サイドは4年以上の長期契約を提示しており、今季34歳になる年齢を考えても「生涯阪神」が事実上決定。鳥谷は全身全霊を猛虎復活にささげる。

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2015年1月9日のニュース