阪神 鳥谷に4年以上の長期契約提示「生涯阪神」事実上決定

[ 2015年1月9日 05:30 ]

メジャー移籍を断念し、阪神残留が決定した鳥谷

 阪神から海外フリーエージェント(FA)宣言し、メジャー移籍を目指していた鳥谷敬内野手(33)が阪神に残留する意思を固めたことが8日、分かった。同日夜に球団へ意思を伝えたもよう。

 早大時代からの憧れだったメジャーへの夢を断念したが、阪神でプレーするモチベーションはいくらでもある。プロ2年目の05年から1466試合連続出場を継続中。加えて、今季は球団創設80周年という節目のシーズンで、リーグVはもちろん、30年ぶりの日本一奪回にも期待が懸かる。

 鳥谷自身、前回優勝時の05年は「先輩たちに優勝させてもらった」という思いが強く、かねて自らがチームリーダーとして優勝したいという願いもあった。球団サイドは4年以上の長期契約を提示しており、今季34歳になる年齢を考えても「生涯阪神」が事実上決定。鳥谷は全身全霊を猛虎復活にささげる。

 ◆鳥谷 敬(とりたに・たかし)1981年(昭56)6月26日、東京都生まれの33歳。聖望学園では99年夏の甲子園に出場。早大に進学し、2年春のリーグでは3冠王に輝いた。03年ドラフト自由獲得枠で阪神に入団。11年に最高出塁率のタイトル獲得。ベストナイン5度、ゴールデン・グラブ賞を3度受賞。昨季まで遊撃手初の3年連続フルイニング出場。1メートル80、77キロ、右投げ左打ち。血液型B。

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2015年1月9日のニュース