デーブ改革 お昼寝OK!昼食タイムは1時間 朝散歩も廃止

[ 2015年1月9日 05:30 ]

楽天の大久保新監督

 寝る子と、ゆっくり食べる子は育つ!楽天の大久保新監督が2月の沖縄・久米島キャンプで恒例だった早朝散歩&体操を廃止する意向を明かした。睡眠時間と朝食時間を確保することが目的で「散歩も体操もなくすつもり。起きる時間も各自に任せる」と話した。

 久米島キャンプでは早朝にチーム宿舎から徒歩圏内の海岸への散歩と体操は野村監督(06~09年)、星野監督(11~14年)時代も恒例行事だったが、朝食後に球場に向かうバスの出発時間まで「二度寝」する選手も多かった。それだけに大久保監督は「自由な時間に起きて、ゆっくり朝飯を食べればいい。慌てて食べると血流が悪くなり、練習中に眠くなって故障につながる」と説明した。

 さらに画期的な改革は1時間の昼食タイムだ。例年は各自が練習の合間に30分以内で慌ただしく昼食を取っていたが、大久保監督は「よくかんでゆっくり食べないと体が大きくならない」と語る。3年目の森、2年目の松井裕、さらにドラフト1位の安楽(済美)ら成長期の若手も多く、食事の時間の確保は大切。さらに指揮官は「各自が1時間を自由に使えばいい。極端に言えば寝てもいい」と昼寝を容認した。

 大久保監督は引退後、将来的に指導者となることを視野に入れ、栄養学や運動生理学を学んできた。睡眠と食事の時間を増やした「デーブ改革」。最下位からの巻き返しへ、久米島キャンプを有意義な時間とする。

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2015年1月9日のニュース