ジョンソン、マルティネス氏ら殿堂入り 4人選出は1955年以来

[ 2015年1月7日 07:39 ]

米国野球殿堂入り選手に選出され、記者会見するランディ・ジョンソン氏

 米国野球殿堂は6日、2015年の殿堂入り選手を発表し、大リーグのダイヤモンドバックスなどで通算303勝を挙げたランディ・ジョンソン氏(51)、レッドソックスなどで同219勝のペドロ・マルティネス氏(43)、ブレーブスなどで同213勝154セーブをマークしたジョン・スモルツ氏(47)、アストロズ一筋で同3060安打のクレイグ・ビジオ氏(49)の4人が選ばれた。投票で4人が選出されたのは1955年以来。

 投手の3氏はいずれも候補1年目での選出。速球派左腕のジョンソン氏は歴代2位の4875奪三振を記録し、サイ・ヤング賞(最優秀投手賞)5度。ドミニカ共和国出身のマルティネス氏は防御率1位を5度記録した。スモルツ氏は史上唯一の200勝150セーブ。ビジオ氏は414盗塁、ゴールドグラブ賞4度と走攻守で活躍した。

 競技者部門での殿堂入りは、全米野球記者協会在籍10年以上の記者投票で決まり、投票数の75%を得ることが必要。最多得票はジョンソン氏の534票(97・3%)だった。

 ▼ジョンソン氏の話 多くの人に感謝している。若いころは制球力をどうつけるかに苦労した。2001年にワールドシリーズを制したことが最高の思い出。野球が楽しくて、殿堂入りなど想像していなかった。

 ▼マルティネス氏の話 ずいぶん遠くまで来た。家族のために働きたくて、明日はないつもりで毎日、必死に頑張った。ドミニカ共和国出身の選手が殿堂入りすることは大きなことだ。

 ▼スモルツ氏の話 ドラフト22巡目の指名選手だった自分が、こういう日を迎えるとは思ってもみなかった。ブレーブスで一緒に最高の日々を過ごした仲間と殿堂入りできて、こんなにうれしいことはない。

 ▼ビジオ氏の話 大変な名誉だ。昨夜は寝つけなくて、けさは起きても落ち着かなかった。こんなに気がかりなことは長い間なかった。野球が大好きで、どのイニングも、どの瞬間も大事だった。(共同)

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