日本ハム　大谷、３年目に向け「新たな気持ちで頑張る」

室内練習場でキャッチボールを行う大谷

　昨季はプロ野球初の同一シーズンでの２桁勝利と２桁本塁打を達成した日本ハムの大谷翔平投手が５日、千葉県鎌ケ谷市で練習を公開し「３年目になるので新たな気持ちで頑張りたい」と心境を語った。

　午後に練習を開始すると、外野フェンスに沿って延々とダッシュを繰り返した。室内練習場に移動して遠投をこなした後は、大きな鏡に正対して打撃マシンの球を１球ずつ確かめるように打ち込んだ。

　年末年始は帰省し、実家でくつろいだという。母校の岩手・花巻東高でも汗を流し、体を休めたのは１２月３１日と元日の２日間だけ。「特に変わったことをするつもりはない。やることをしっかりやればいい」と目標にはシンプルな言葉で答えたが、練習に対する姿勢と９４～９５キロに保たれた体重から、これまでと変わらない高い意識が伝わった。

　投手と野手の「二刀流」が少しずつ形となり「昨年を踏まえてどういう成績になるのか楽しみ」と自らへの期待を語った。ことしを表す漢字は「羊に羽を付けて翔にします」と言い、羽ばたく１年をスタートさせた。