岸田 3年契約結んでいた「必要とされていると感じた」

[ 2015年1月4日 05:30 ]

オリックスの平野佳(左)と岸田は、雪だるまに白星祈願

 オリックスの岸田護投手(33)が3日、京都府久御山町のNTT淀総合運動場で、平野佳寿投手(30)との合同自主トレを公開し、昨年の契約更改で3年契約を結んでいたことを明かした。

 「実は昨年、複数年契約を結びました。必要とされていると感じたし、このチームで優勝したい」とキッパリ。順調に行けば、今季中に国内フリーエージェント(FA)権の取得が見込まれるだけに、球団が先手を打った格好だ。

 と、ここまでは普通の話だが、球団は昨年末にエース金子の残留交渉や、中島、小谷野、ブランコらの補強に40億円超(金額は全て推定)ともいわれる資金を注入している。さらに、平野佳にも3年9億円で残留交渉に成功していたが、それだけでなく岸田にも3年3億円超の契約を締結。とてつもない予算で、19年ぶりのリーグ優勝へ戦力を整えた格好だ。

 岸田は「FAも特に考えていなかったし、詳しく知らなかった」といい、早々と“残留”決着。先発転向し、シーズン途中から再び中継ぎを務めてチームを支えた昨季に続いて「やれと言われたところを死に物狂いでやる」と、10年目の今季もフル回転すると宣言。「優勝できるチームになっている。世間の皆さんも、優勝できると思っている」と期待に応えることを誓った。球団も選手も、本気でV奪還を狙っている。

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2015年1月4日のニュース