元巨人チーフスカウト・中村氏のドラフト展望 即戦力多く豊作

[ 2015年1月3日 10:44 ]

 現時点で既にプロでも通用しそうな選手が多く、豊作の年といえる。高校生では高橋(県岐阜商)と吉田(東海大相模)がトップクラス。高橋は直球に力がある本格派、吉田は縦のスライダーで三振が取れる。順調にいけば、1位では確実に消える逸材だろう。小笠原(東海大相模)と高橋(龍谷大平安)の左腕2人にも注目したい。朝山(作新学院)、山田(桐生第一)、勝俣(東海大菅生)の「二刀流」たちの活躍も楽しみだ。

 大学生は何といっても上原(明大)と今永(駒大)がトップ。野手では高山(明大)、谷田(慶大)、吉田(青学大)の外野手トリオがバットコントロールもいいし、スイングも安定している。1位指名もあり得る。

 昨年、東京ガス出身のロッテ・石川が新人王を獲ったように、社会人選手は評価が年々上がっている。今年も小野(富士重工)、猿川(日立製作所)、横山(NTT東日本)、関谷(JR東日本)、加藤(新日鉄住金かずさマジック)、井上(JR九州)ら力のある投手がそろい、活躍次第で1位の枠に入ってくる可能性は十分ある。

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2015年1月3日のニュース