阪神オーナー 来年は漢字一字「無」「無色を黄色に染めて」

[ 2014年12月30日 05:30 ]

 阪神・坂井信也オーナーが、会長職を務める阪神電鉄の仕事納めだった29日、来年を表す漢字一字を「無」と表現した。

 「原点に戻るということです。無心で頑張る。無色を黄色に染めてもらおう、と。日本シリーズには出たけれど、一からの出直しです」

 9年ぶりに日本シリーズ進出を果たした喜びよりも、9年連続V逸の悔しさが上回った。来季は球団創設80周年という節目の一年。飛躍を遂げるには、現状に満足することなく、もう一度全員が基本に立ち返り、前を向こう―。「無」は決してネガティブな意味ではなく、再出発に最もふさわしい一字と言えた。

 今オフは国内FA選手、さらには中島の獲得に失敗。それでも「みんなが言うほど、心配していない」と語り、現有戦力の上積みに期待を寄せていた。

続きを表示

2014年12月30日のニュース