本当は史上最高契約ではない?6年後に契約破棄で移籍か

[ 2014年12月15日 11:13 ]

マーリンズと13年契約を結んだスタントン(AP)

 マーリンズのジアンカルロ・スタントン外野手(26)はこのオフに13年総額3億2500万ドル(約385億円)でチームとの契約を延長。これは米スポーツ選手のチームとの契約では総額で史上最高、契約期間も史上最長という驚愕の契約内容であった。しかし、その契約から約3週間ほどが経った14日、米メディアがマーリンズのオーナーであるジェフリー・ローリア氏(74)のある発言を報じた。

 ローリア氏は先週末に行われたオーナー会議に出席した際、パイレーツの球団社長と会話を楽しんでいたが、スタントンの契約について話が及ぶと「3億2500万ドルなんて想像もつかないね。スタントンは6年後にこの契約を破棄できる権利を持っている。その権利を使ってその後は他球団でプレーするだろう。最初の6年は1億700万ドル(約126億7千万円)という契約だから、実際はあんな高額な契約にはならないよ」と語ったという。

 これはあくまでパイレーツ球団社長からの伝聞で、ローリア氏が実際にそう話したかどうかは定かではないが、確かにこの契約はスタントンが契約を破棄できる7年目以降の7年間に2億1800万ドル(約258億3千万円)が支払われるという“からくり”がある。契約開始から7年後の22年、32歳となっているスタントンが他球団でプレーすることを想定して結ばれた契約だったかどうかは、その時になってみなければわからない。

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2014年12月15日のニュース