千葉・柏市に「田中浩康スタジアム」できる!現役選手では異例

[ 2014年12月15日 06:30 ]

「第5回田中浩康カップ」閉会式で、優勝した新富少年スポーツ団に優勝旗を手渡すヤクルト・田中浩(左)

 ヤクルト・田中浩が幼少期を過ごした千葉県柏市に「田中浩康スタジアム」が誕生することが14日、分かった。

 柏市は市内にある3球場のネーミングライツを募集。市から依頼を受けた田中浩康カップ実行委員会が、大津ケ丘中央公園野球場を「田中浩康スタジアム」として応募したところ採用が決まった。来年2月の正式契約を経て4月から球場名が変更される予定だ。

 田中浩にとって、同野球場は思い出の地。京都府出身だが、小学校2年で沼南町(現柏市)に移り住み、野球を始めた。「町の大会はいつもそこだったし高校生でいう甲子園みたいな存在の場所だった。野球を好きにさせてくれた町が盛り上がれば」と大喜び。全国的には長嶋茂雄氏や王貞治氏の名前がついた球場やグラウンドがあるが、現役選手では極めて異例。金額は年間15万円で5年契約となる。

 この日は柏の葉野球場で行われた、自身が主催する「第5回田中浩康カップ」の決勝戦を観戦し、閉会席に出席した。同大会関係者も「来年は“浩康スタジアム”でベスト4の試合や閉会式ができれば」と夢は膨らむばかりだ。

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