仙さん 阪神監督就任の秘話披露「長嶋さんから言われて…」

[ 2014年11月30日 07:35 ]

阪神の川藤OB会長(右)と握手を交わす楽天・星野SA

 楽天のシニアアドバイザー(SA)に就任した元阪神監督の星野仙一氏(67)が、5年ぶりに阪神のOB会総会に出席。

 「懐かしい顔ばかり。みんな年を取った。俺も年を取ったけどね」と総会後の懇親会冒頭にも顔を出し、和田監督らと旧交を温めた。

 別のホテルで関西後援会「夢之会」が予定されていたため、足早に会場を後にせざるを得なかった。それでも、同会終了後、衰えない猛虎愛をコメントの行間に散りばめ、来季80周年を迎えるチームにエールを送った。

 「(OB会は)川藤がえらいよう頑張っていたな。(来季は)チームが一丸となって、やらないといけない」

 現在の立場は楽天SAだが、この日だけは、かつて猛虎を率いた闘将の顔も持ち合わせていた。同時に、思い出もよみがえった。2001年オフ、阪神から監督就任要請を受けた際の秘話を披露。「長嶋さんから“仙ちゃんがタイガースを強くしないとダメだ”と言われて引き受けたんだ」と13年前の縁に、思いを馳せた。

 「巨人と阪神が球界の歴史をつくってきた。そこが強くなって競い合わないと。そういう伝統を大事にし、強くしていかないといけない」。愛しているからこそ、期待は大きい。かつて「ダメ虎」を変革した闘将が、猛虎にさらなる発奮を促した。

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2014年11月30日のニュース