現状維持の巨人・片岡 沖縄“孤独トレ”で井端との二塁手争い決着を

[ 2014年11月26日 05:30 ]

現状維持でサインした片岡

 巨人・片岡が、移籍2年目となる来季の目標に5年ぶりの盗塁王奪取を掲げた。東京・大手町の球団事務所で契約更改交渉を行い、現状維持の年俸9500万円で更改。「1年間通して故障なく終われたことを評価していただいた」と笑顔を見せた後「まだまだ走り続けたい。盗塁王に絡める数字を残せればいいと思う」と決意を示した。

 近年は脚の故障に悩まされ続けたが、今季は4年ぶりに100試合を超える126試合に出場。盗塁数も3年ぶりの2桁となる24盗塁を記録した。しかし、西武時代の07年から4年連続で盗塁王に輝いた男にとっては、満足できる数字ではない。「セ・リーグは土のグラウンドも多いし、クイックもセの投手はしっかりしている。難しさはあった」と語るように盗塁企図数は31。「来年はトライしていきたい」と意欲を見せる。

 そのためには、下半身強化が不可欠。今季は8月に打撃不振で2軍落ちするなど、打率・252に終わったこともあり「夏場に大失速したので体力もつけたい。走ることを中心に」。近年は都内のグラウンドで行ってきた自主トレも、温暖な沖縄・那覇で始動する。12月の優勝旅行(ハワイ)後に移動し、「1人が好きなので」と孤独トレで鍛錬に充てる。

 「今年の成績は褒められたものじゃなかった。来年はV4は当然として日本一奪冠をしたい」

 シーズン終盤は井端と二塁のポジションは併用だった。移籍2年目は足元を固め、不動のレギュラーを目指す。

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2014年11月26日のニュース