金子 瀬戸山本部長と直接会談も 一転急展開の可能性ある!?

[ 2014年11月22日 08:30 ]

TV収録を終え引き揚げる金子

 オリックスからFA宣言した金子千尋投手(31)が、24日に瀬戸山隆三球団本部長(61)と会談する可能性が出てきた。当日は京セラドーム大阪でファン感謝イベントがあり、両者が久しぶりに顔を合わせる。球団は引き続きポスティング・システムの利用については否定的だが、直接会談で事態が動くか注目される。

 日米野球が終わり、金子の周囲は一気に騒がしくなってきた。この日は沖縄県宜野湾市で、TBS系の番組「炎の体育会TV」収録に参加。番組内で「来年はどこのユニホームを着ていますかね?」などと振られ、返答に困る場面もあった。収録後、今後については「まだ何も決まっていません」とだけ話し、多くは語らなかった。

 注目の沢村賞投手が次に公の場に姿を現すのは24日の「Bs Fan―Festa 2014」。くしくも当日は瀬戸山本部長も来場予定で、終日、顔を合わせる。時間さえ合えば、会談に発展する可能性はあり、同本部長は「きょうから本気で考えると思う。金子くんのペースでやっていただく」と、話し合いには応じる考えを見せた。

 ただ、ポスティング・システムの利用については改めて否定。同本部長はこれまでの交渉で「アメリカに興味があることは聞いたが、本人からポスティング希望の話はない」として、本人の結論が伝わっていないと明かした。同時に、「そういうこと(ポスティング)はいかがですか? と、こちらから言うのはおかしい。とっかかりとしては金子くんから言ってもらいたい」と言及。同システムの話題については早々に決着をつけ、本格的な残留交渉を開始したい思いを口にした。

 また、都内でオーナー会議に出席した宮内義彦オーナー(79)は「うちのエースです」と指名し、球団には改めて残留要請を任せる方針。金子本人は国内FAやポスティング・システムについての交渉は、代理人に任せる意向だが、本人の希望が直接球団に伝われば、事態が動くことも考えられる。「これから考える時間をつくりたい」と話していた金子の決断が待たれる。

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2014年11月22日のニュース