沢村に“守護神コーチ”原監督が豊田Cに専属任命、全権委任

[ 2014年11月21日 05:30 ]

秋季キャンプで言葉を交わす沢村(左)と豊田コーチ

 巨人・原監督が20日、中継ぎ転向が決まった沢村の「専属コーチ」に豊田投手コーチを任命した。同コーチに全権委任する予定で、「(豊田コーチは)リリーフとしても頑張ってきたし、リリーフたるや、という部分を教えてほしいと伝えました」と語った。

 豊田コーチは西武時代に先発ローテーションの一角として活躍。01年からクローザーに転向し、02、03年には2年連続で最優秀救援投手となった。先発と救援では調整法や心構えも異なる。秋季キャンプ最終日となった19日には、沢村のキャッチボールをチェック。「今までは球数をかけてという意識だったと思うが、1球で変わるという意識で続けていた」と話した上で「内面的、精神的な部分がメーンになると思う。マシソン、山口もいますし、春のキャンプは調整法の部分も話していきたい」と語った。

 原監督は、豊田コーチが06年に巨人に移籍した際に「彼の集中力、マウンドに上がって相手を迎えるまでの雰囲気がいい。相撲でいうなら朝青龍の土俵入りの雰囲気を感じる」と評したこともある。マウンド上で相手を圧倒する間合いなども伝えられることになる。

 沢村も「豊田さんには、年間トータルの球数をこうやって減らしたとか、(ブルペンでの)球数などもこうだったと教えてもらっている。自分もこうですと言えるものをつくっていきたい」と前向き。信頼厚い救援投手への変身を誓った。

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