右腕・岩下はゴジラ先輩目指す　投打違えど「愛される選手に」

ゴジラの置物を手に笑顔を浮かべる岩下

　ロッテがドラフト３位指名した星稜・岩下が金沢市内のホテルで入団交渉に臨み、契約金５０００万円、年俸６００万円で入団に合意した。最速１４６キロを誇る本格派右腕は、同校ＯＢである松井秀喜氏（元巨人）の名前を挙げ「投打は違うけれど、器が広くて人間的に尊敬する先輩。松井さんのように愛される選手を目指したい」と意気込んだ。

　今夏の石川大会決勝では、９回に自身の２ランなどで８点差を逆転し甲子園に出場。「ミラクル星稜」のエースとして話題を集めた。聖地での対戦こそないが、西武、楽天にそれぞれ１位指名された高橋、安楽は同学年。「同じマウンドで投げ合えたら、勝ちたい」とライバルとの対決を待ち望んだ。