浅尾ブルペンに“サプライズ”捕手谷繁！11年ＭＶＰ復活を後押し

中日の浅尾

　豪腕復活へ指揮官が動いた。中日の浅尾拓也投手（３０）が１７日、ナゴヤ球場でブルペン入り。谷繁兼任監督がサプライズで捕手を務め、１１年にリーグＭＶＰに輝いた右腕の現状をチェックした。

　「“投げるの？”と聞かれたんで“投げます”と答えたら、受けてくださったんでびっくりしました。ありがたいです」

　秋季キャンプでは野手にノックすることはあっても、自ら投手の球を受けるのは異例。立ったままだったが、球筋を確かめるように２０球の「無言の会話」を交わした。直前まで山本昌、吉見らと鳥取で自主トレを行っていた右腕は「鳥取にいる時もみんなに連絡をくれたり、期待をかけられているのは伝わってます」と表情を引き締めた。ここ３年は相次ぐ故障などで納得のいく結果が出せていないが、来季こそ本来の姿を見せたい。