阪神 呉昇桓メジャー行き見据え来春から後釜探し着手へ

[ 2014年11月15日 05:30 ]

阪神の呉昇桓

 阪神の球団幹部は、呉昇桓(オ・スンファン)の契約内容について「2年契約プラスアルファではない」と明らかにした。

 阪神とは昨年11月に今季からの2年契約を交わしているが、3年目の契約についての選択権などは付いていない。球団サイドが16年シーズン以降も残留を望む場合は、新たな契約オファーを出す必要がある。

 前日13日、呉昇桓は韓国ソウル市内で記者会見し、阪神との契約満了後のことについて「メジャーリーグ進出することになれば、行って戦うべきだと考えている」と語った。韓国・サムスン時代からメジャー志向が強かったとされる右腕の意思表示。来オフ流出の可能性は、一夜明けての球団幹部の反応で、さらに色濃いものとなった。

 昨秋の契約に将来の大リーグ移籍を容認するような事項は含まれず、球団としては慰留に全力を尽くす考え。ただ、呉昇桓が移籍を強く望んだ場合は、引き留めが容易ではないという認識を持つ。同幹部は「早い段階から準備しないといけない。あのクラスはなかなかいないから」と来春、3月早々から後釜探しに着手する考えを語った。

 早い段階から危機管理として、守護神補強のリストを作成する流れになりそうだ。

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2014年11月15日のニュース