秘密兵器だ!ヤク高卒ルーキー児山 8人5K

[ 2014年11月9日 05:30 ]

シート打撃に登板するヤクルト・児山

 ヤクルトの19歳左腕が首脳陣の視線をくぎ付けにした。松山秋季キャンプでシート打撃が行われ、高卒1年目の児山(こやま)が打者8人を相手に無安打5奪三振の快投。主軸の川端から見逃し三振を奪い、「いつも通り投げっぷりよく投げられた。自信になりました」と初々しい笑みをこぼした。

 直球の最速は135キロながら、最遅94キロのスローカーブと緩急を使った投球で打者を翻ろう。「ああいう投手になりたい」と話す背番号「61」の先輩・石井2軍投手コーチ直伝のスライダーも投じた。関西(岡山)からドラフト5位で入団した今季は、5月に左肩腱板損傷を負うなど2軍でもわずか6試合の登板。「悔しい思いをした。投げられる場所を与えてもらえるなら、役割を果たしたい」と意気込んだ。真中監督も「おもしろい投手。ああいう子が1軍に落ち着くようになると他の投手の刺激にもなる」と「秘密兵器」に期待を寄せていた。

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2014年11月9日のニュース