元広島のソリアーノが引退表明「愛情と意欲を失った」日米2000安打

[ 2014年11月5日 11:58 ]

ベンチで田中(右)と談笑するソリアーノ

 今夏7月にヤンキースを戦力外となっていた元広島のアルフォンソ・ソリアーノ外野手(38)が4日、地元ドミニカ共和国で記者会見を行い、現役引退を表明した。

 ソリアーノは「プレーに対する愛情と意欲を失った。体調は万全だが、気持ちが野球に向いていない。今は家族が一番大切」とラジオのインタビューで語ったもの。

 ソリアーノはドミニカ共和国で広島の所有する野球スクール「カープアカデミー」で見いだされ来日。97年に広島でプレーし9試合に出場。そのオフに年俸調停を拒否して任意引退選手となり、ヤンキースへ移籍。レンジャーズ、ナショナルズを経て06年オフにはカブスと8年間、総額1億3600万ドルの契約を行い、今季が最終年だった。13年にはトレードで再びヤンキースに復帰していた。この年の8月に日米通算2000本安打を達成した。

 今季はイチローらと外野の定位置争いをしていたが、67試合で打率2割2分1厘、6本塁打と振るわず、7月に戦力外通告を受けていた。

 通算成績は1975試合に出場し2095安打、412本塁打、1159打点、289盗塁。02年に盗塁王、シルバースラッガー賞に輝きオールスターにも7度選出された。

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2014年11月5日のニュース