原監督「抜く意識だ」 沢村に“打者目線”熱血フォーク論

[ 2014年11月2日 05:30 ]

ブルペンで沢村(背15)にフォークボールの熱血指導をする原監督(右)

 巨人・原監督が、川崎市のジャイアンツ球場で行われた秋季練習で、沢村に対し、フォークボールの心得を説いた。室内練習場でブルペン投球を行う右腕に近づくと、約30分間、指導を行った。

 「押し出して投げるのではない。落とすのではなく、抜く意識だ。そうすれば、多少甘く入っても威力がある」

 数球投げるごとに、身ぶり手ぶりを交える熱血ぶり。ゴルフのロブショットのイメージを引き合いに出し「ブンと振った後に遅れてボールが出ていく感覚」と言った。打者としても、どんなフォークボールが怖いのか。原監督は牛島和彦氏(スポニチ本紙評論家)、佐々木主浩氏、遠藤一彦氏と、かつての使い手の名前を挙げた。「3人よりも真っすぐのスピードという勝っているものがある。3人に近づき、抜いていければ」と話した。

 右肩の不安もあり、今季5勝に終わった沢村は「打者目線でのアドバイスもいただきました。来年のシーズンまでに、自分の技術としてモノにして、結果を出して応えていきたい」と意欲を示した。

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