29年ぶり頂点届かず…本拠地ため息 日本から駆け付けたファンも

[ 2014年10月30日 13:01 ]

ロイヤルズの青木宣親選手(左)とエリク・ホスマー選手の似顔絵を掲げるイラストレーターの横山英史さん

 米大リーグの年間王者を決めるワールドシリーズは29日、ミズーリ州カンザスシティーで最終の第7戦が行われ、青木宣親(32)が所属するロイヤルズはジャイアンツとの決戦に2―3と惜しくも敗れて29年ぶりの制覇を逃した。

 地元ロイヤルズの応援に4万人以上の大観衆が詰め掛け、青木らが打席に立つと地鳴りのような大声援を送ったが、願いは届かなかった。

 チームカラーの白と青に染まる球場には日本のロイヤルズファンも駆け付けた。兵庫県出身のイラストレーター、横山英史さん(34)は2000年から毎年ロイヤルズを応援に米国を訪れている。チームのクラブハウスには往年の名選手を描いた横山さんの絵も飾られている。

 横山さんは青木の似顔絵を掲げ、ワールドシリーズは全試合観戦。初めて見るポストシーズンでここまで快進撃を続けたとあり「追い掛けてきて良かった」と感慨深げだった。青木の今年の活躍には「役割を果たしている。打撃でも守備でも目が離せなかった」と興奮気味に話した。(共同)

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2014年10月30日のニュース