シリーズ初先発能見 粘りのエース6回2失点も…痛恨被弾

[ 2014年10月27日 05:30 ]

<神・ソ>6回2失点で初黒星を喫した阪神先発の能見

日本シリーズ第2戦 阪神1―2ソフトバンク

(10月26日 甲子園)
 自身の日本シリーズ初白星は次回登板以降にお預けとなった。同シリーズ初先発した阪神・能見は6回2失点と役割を果たしながらも、今ポストシーズンでは8試合目でチーム初の敗戦投手に。それでも、次戦に期待を持たせる内容だった。

 初回、安打と犠打で1死二塁とされ、迎えた内川への2球目。厳しいインコースの真っすぐに押された打球は、左翼前へフラフラと上がった。これがマートンの前にポトリと落ち、不運な先制点となってしまった。完全に打ち取った当たり。「うまく打たれた。仕方ないです」。左腕は気持ちを切り替えた。

 悔やまれるのは、2点目の李大浩のソロ本塁打。初球のやや高めのスライダーだった。「初球から振ってくるのはわかっていた。ちょっと甘く入った」と、珍しく悔しい口ぶり。それでも連打を許さない安定感は光った。

 05年ロッテとのシリーズでは中継ぎだった。この日は、過去とは違う緊張感もあったはずだが、及第点。今ポストシーズンでは3試合19イニングで4失点で、首脳陣の信頼が揺らぐこともない。第6戦の先発が濃厚。そこまでもつれれば、格好のリベンジの舞台となる。

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