【ワールドシリーズ舞台裏】VIP気分満喫、会員制「ゴサムクラブ」

[ 2014年10月26日 07:45 ]

AT&Tパークの右翼席の内側に設置された会員制クラブ

 まだ開門すらしていないのに、右翼後方のグラウンドレベルで試合前練習を見ている人たちがいる。会員制の「ゴサムクラブ」のメンバーだ。

 AT&Tパークの名物は、マッコビー湾と球場を仕切る右翼のレンガ壁。その壁の内側に今年から大リーグ屈指の会員制クラブができた。レトロな内装で、広々としたレストランに加え、ボウリング場まである。ガールフレンドと一緒に来たマイケル・コーンウェルさんは「特別な入り口から入れるし、選手のすぐそばまで行ける。VIP気分を味わえるのがいいよ」とご満悦だ。

 名前は1883年から2年間実在した前身のニューヨーク・ゴサムズにちなんだもの。ジャイアンツのラリー・バーCEOは「我々の132年の歴史を祝って、ニューヨーク・ゴサムズ、ニューヨーク・ジャイアンツの歴史を思い出してもらえるような造りにした」と説明した。会員数は1000人まで。入会金は2500ドル(約27万円)で、年会費は1250~1750ドル(約13万5000~18万9000円)だが、球団広報は「こんな施設は他球場にはない」と誇らしげに話した。

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2014年10月26日のニュース