【日本S第1戦】阪神先勝!ゴメス&マートンで計5打点 ソフトB粉砕!

[ 2014年10月25日 21:41 ]

<神・ソ>5回2死一、二塁、マートンの中越え二塁打で生還し、ナインとハイタッチをかわすゴメス(右)

日本シリーズ第1戦 阪神6―2ソフトバンク

(10月25日 甲子園)
 日本シリーズ(7試合制)は25日に甲子園球場で開幕し、セ・リーグはレギュラーシーズン2位からクライマックスシリーズ(CS)を無敗で勝ち上がった阪神とパ・リーグ覇者のソフトバンクが対戦。阪神は先発メッセンジャーが7回2失点の力投、4番ゴメスと5番マートンが計5打点を挙げる活躍を見せ、6―2で勝利を収め、第1戦をものにした。

 意地がぶつかり合った。日本シリーズの第1戦では史上初となった外国人投手の投げ合い。阪神先発・メッセンジャーが最速155キロの速球でねじ伏せにかかれば、昨季まで4年間、阪神でプレーしたスタンリッジも切れのあるチェンジアップを武器に凡打の山を築く。

 試合が動いたのは4回。先頭の上本が詰まりながらも中前にはじき返すと、1死二塁から4番ゴメスが初球をとらえ、左翼への二塁打で先制した。

 続く5回にも2死満塁でゴメスが2打席連続タイムリーとなる2点適時打を放ち、この日3打点。来日1年目ながらセ・リーグ打点王、CSでも8打点を叩き出した主砲のバットが打線に火をつけた。セ・リーグ首位打者の5番マートンも中越え2点二塁打で続き、スタンリッジをKO。福留も代わった森福から左中間へ適時二塁打を放ちこの回一挙5点と、リードを6点に広げた。

 先発のメッセンジャーは3回、先頭の今宮にこの日初安打を許したものの、1死二塁からスタンリッジの送りバントを素早く処理して三塁で刺し、先制を許さなかった。6点リードの6回には李大浩(イ・デホ)の中犠飛で1点を失ったが、なおも2死満塁で中村を遊ゴロに打ち取り最少失点でしのいだ。結局、7回を6安打2失点で勝利投手に。8回は福原が3者凡退、9回は4点差ながらレギュラーシーズンから12試合連続登板となった呉昇桓(オ・スンファン)が3者凡退に締めた。

 最強助っ人バースらを擁し日本一に輝いた1985年の日本シリーズをほうふつさせる外国人選手の活躍で先勝した阪神。第2戦は26日、甲子園球場で行われる。

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