オリックス、金子のメジャー志向認めた…帰国後に本格交渉へ

[ 2014年10月24日 05:31 ]

昨年の契約更改で球団にメジャー志向があることを伝えていた金子

 オリックスのエース右腕・金子千尋投手(30)が22日にワールドシリーズ視察のため渡米したことを受け、瀬戸山隆三球団本部長が本人にメジャー志向があることを初めて認めた。「去年の契約更改の席で、メジャーに興味がありますという話は聞いた。あれだけの選手だから、当然のことだと受け取った」と語った。

 金子は今年8月、国内フリーエージェント(FA)権を取得。海外FAの取得条件を満たすのは来季中となるため、今オフにメジャー移籍する場合は、球団がポスティング・システム(入札制度)の利用を認めなければいけない。球団では既に残留交渉を行い「もう一回、うちで頑張ろう」と伝えている。ただ、同本部長は「結論は出していない」とし、帰国後に本格的な話し合いを始めることになった。金子は第3戦から舞台をサンフランシスコに移すワールドシリーズを観戦した後、27日からの秋季練習(ほっと神戸)に間に合うように帰国する。

 国内では巨人、中日など複数球団が調査を進めている一方で、メジャー球団もシーズン中からスカウトを派遣して情報収集している。オリックスが入札制度の利用を認めた場合、上限2000万ドル(約21億4000万円)と設定されている高額の落札金が見込める。メジャー挑戦の可能性が浮上した右腕の動向が注目される。

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2014年10月24日のニュース