光成「18番」欲しい!松坂目標に「日本球界を引っ張ていく」

[ 2014年10月24日 05:30 ]

西武から1巡目の指名を受け、クラスメートや野球部員から胴上げされる高橋光成

2014ドラフト会議

 【西武1位 高橋光成 投手・前橋育英】将来のエース候補が欲しがったのは背番号「18」だった。西武から単独1位指名を受けた高橋の気持ちはすでに、チームの一員だった。胴上げに集まった野球部員の前で「西武ライオンズの高橋です」とあいさつ。目標の投手にかつて西武で「18」を背負ったメッツ・松坂の名前を挙げ、「自分も18番をもらいたいなと思う。プロ野球の世界では一番格好いい番号」と堂々と口にした。

 高橋は最速149キロの直球を誇る1メートル88の大型右腕。昨夏の甲子園で、2年生エースとして前橋育英を初出場初優勝に導いた。その将来性を高く評価した球団は15日、異例ともいえる1位指名の公表に踏み切った。それでも、実際に指名されるまでは緊張もあったようで、「ほっとしている。対戦したい打者は日本ハムの中田選手。西武の森選手や楽天の松井裕選手が1年目から活躍していたので自分も頑張りたい」と話した。

 楽天に1位指名された157キロ腕・安楽との投げ合いにも思いをはせた。「自分はスピードボールが一番の持ち味。160キロに近い球を目指す。日本球界を引っ張っていくような投手になりたい」。ボールだけではなく、とてつもないスピードで夢が膨らんでいく。

 ▼西武・田辺監督 高橋を単独で獲れてホッとした。指先の感覚が素晴らしく将来のライオンズを背負える投手。今季の反省で投手中心にと思っていた

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