ソフトB1位指名は「大谷2世」 二刀流の投にホレこんだ

[ 2014年10月23日 06:35 ]

盛岡大付の松本

 ソフトバンクが盛岡大付の松本を1位指名することが濃厚となった。都内で行われた編成会議に出席した王貞治会長は「今の段階では結論を出しました。あしたになったら、ガラッと変わるかもしれないけどね」と話したが、関係者によると「大谷2世」の呼び声が高い松本に絞ったもようだ。

 最速150キロを誇る松本は、打っても高校通算54本塁打。今夏の甲子園では右肘を痛めていた影響もあり3回戦で敗退したものの、2回戦は優勝候補の一角だった東海大相模を相手に3失点完投。視察した永山勝アマスカウトチーフは「変化球の切れがいい。センスもいい。将来伸びていく可能性を感じるよ」と投手としての将来性を絶賛していた。2巡目の指名順は12番目。競合を回避する指名で2巡目以降に起こるリスクも同時に考えたとみられる。

 今季限りの辞任を表明している秋山監督はドラフト会議を欠席。3年連続で抽選を任されることになる王会長は「監督がいないんだからしようがないよ。競合しないことを祈っています」と笑った。松本の一本釣りを信じ、運命のドラフト会議を迎える。

 ◆松本 裕樹(まつもと・ゆうき)1996年(平8)4月14日、神奈川県生まれの18歳。小1から南瀬谷ライオンズで野球を始める。南瀬谷中では瀬谷ボーイズに所属。盛岡大付では1年春からベンチ入り。同年夏、2年春、3年夏に甲子園出場。2年秋から背番号1。高校通算54本塁打。1メートル83、80キロ。右投げ左打ち。

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2014年10月23日のニュース