デーブ楽天 18日間無休キャンプ!来年を「実りの秋」に

[ 2014年10月17日 06:31 ]

楽天の大久保新監督

 楽天・大久保監督が11月に岡山県倉敷市で行う秋季キャンプを「完全無休」で実施することを明言した。期間中に5試合以上の紅白戦も組むなど内容の濃い練習を行うことで日本一から最下位に転落したチームを立て直す。

 監督就任から2日目となったこの日もコボスタ宮城で行われている秋季練習に参加。大きな声で盛り上げながらノックも行った。秋季キャンプについては「デーブ流」で臨む構えで、「もちろん自主トレ日みたいな日はあると思うけど、基本的に完全な休みはなしでやりたい」と話した。

 倉敷の秋季キャンプは来月2日から19日までの18日間を予定。仙台に比べて温暖な地でもあり、朝から晩まで野球に打ち込める環境が整っている。通常であれば3~4日の練習ごとに1日の休みを設定するが、走攻守で課題を抱えている若手も多く、無休で鍛え上げることでチームの底上げを狙う。

 さらに紅白戦も5試合以上を組む予定。例年、秋季キャンプは体力強化や個別のメニューに時間を割くことが多いが、指揮官は「シフトや細かいプレーなど今年中にやっておきたいことがある」と明言。個々の課題を明確にするため、実戦を多く設定する予定だ。

 日本一連覇を狙った今季は失策数こそリーグで2番目に少ない66も、記録に残らないミスも多かった。「バッテリーを中心とした守りの野球」を掲げる大久保楽天は、来年を「実りの秋」とするために無休で汗を流す。

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2014年10月17日のニュース