甲子園7度V松山商で暴力行為 上級生が下級生に暴力

[ 2014年10月17日 05:30 ]

 高校野球の甲子園大会で春夏通じて7度の優勝を誇る古豪、松山商(愛媛)は16日、野球部内で上級生による下級生への暴力行為があったと発表した。

 既に活動を自粛しており、愛媛県高野連にも報告したという。同高野連が主催し、18日に始まる1年生大会への出場を辞退した。

 同校によると、8~9月に2年生3人が1年生5人に対してバットで胸を突いたり、投げ飛ばしたりした。悪ふざけの延長や、指導の行き過ぎがあったという。10月初めに野球部長が被害の訴えを受けて判明した。白木俊一教頭は「生徒や保護者に心からおわびしたい。再建に向けて取り組んでいきたい」と話した。監督や部長の進退に関しては、日本学生野球協会の処分を待って決めるとしている。

 松山商は1925年の第2回センバツ大会で甲子園大会初制覇。三沢(青森)と対戦した69年夏の決勝は延長18回0―0の引き分け再試合の末に全国制覇を果たした。

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