ドラフト1位候補、亜大の山崎 自己最多15K完封!

[ 2014年10月9日 05:30 ]

<亜大・駒大>自己最多15Kで完封勝利の亜大・山崎

東都大学野球第6週第1日 亜大5―0駒大

(10月8日 神宮)
 1回戦2試合が行われ、亜大の今秋ドラフト候補・山崎康晃投手(4年)が駒大戦で自己最多の15三振を奪い、3安打完封。駒大・今永昇太投手(3年)に並ぶ現役最多の15勝目を挙げた。国学院大の栃谷弘貴投手(4年)は拓大戦でリーグ戦初先発し、3失点で初完投勝利を挙げた。
【日程 勝敗表】

 原点回帰の復活劇だった。エース右腕・山崎が自己最多の15三振を奪い、今季初で通算4度目の完封勝利を挙げた。

 「ここまでふがいない投球が続いていたので、ただ勝つことだけを考えていた」。今秋は不調続き。直球とツーシームの速球系に頼った投球が原因で生田勉監督から「原点に戻れ」と助言され、練習でスライダーを徹底的に投げ込んだ。「左打者(の内角)にスライダーを投げるのが怖かった。でも逃げないで攻める意識で練習した」。左打者が先発9人中6人が並ぶ駒大打線にスライダーを投げ続け「今季で一番しっくりきた」と手応えをつかみ、現役最多タイの15勝目で史上初の7連覇を狙うチームに貴重な勝利をもたらした。ネット裏では9球団のスカウトが視察し、西武・竹下潤スカウトは「だいぶ良くなってきた」と評価。試合後、プロ志望届を提出したドラフト1位候補が復活ののろしを上げた。

 ▼駒大・今永(5回7安打3失点で降板)情けない投球。自分の投球ができず、力が出せなかったことが悔しい。

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2014年10月9日のニュース