由伸という男…天才的な打撃センスに加え後輩にも慕われる人格者

[ 2014年10月7日 05:31 ]

11年、長野(右)にアドバイスする高橋由

 巨人が選手兼任コーチを任せる方針を固めた高橋由伸外野手(39)。天才的な打撃センスに目が奪われがちだが、卓越した打撃理論も持ち合わせ、アドバイスを求める若手選手は多い。

 オフの沖縄自主トレに帯同させてきた中井も昨年に開花。今年も将来のクリーンアップ候補と称される2年目の辻も帯同させ、熱心に打撃指導を行った。さらに今季加入した井端とチームメートの橋渡し役をこなし、阿部、長野、坂本らからも慕われるなど人格者としても知られる。

 ◆高橋 由伸(たかはし・よしのぶ)1975年(昭50)4月3日、千葉県生まれの39歳。桐蔭学園では1、2年の夏の甲子園に出場。慶大では3年春に3冠王を獲得し、4年秋には東京六大学リーグ新記録の通算23本塁打。97年ドラフトで逆指名(1位)で巨人に入団。99、07年にベストナインに選出。98~03、07年にゴールデングラブ賞を受賞。通算成績は1742試合で打率・291、316本塁打、965打点。右投げ左打ち。1メートル80、87キロ。

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