佑ちゃん、CSファイナルステージ先発あるぞ ライバルは吉川

[ 2014年10月7日 06:30 ]

日本ハムの斎藤

 日本ハム・斎藤が、クライマックス(CS)ファイナルステージに進出した場合、ソフトバンクとの第3戦(ヤフオクドーム)に先発を任される可能性が出てきた。厚沢投手コーチが「佑樹(斎藤)はフェニックスに行って、そこから(先発の)1枠を狙ってもらう」と参加する宮崎でのフェニックスリーグで結果を残せば、大一番で先発起用することを示唆した。

 CSの先発投手陣は11日のオリックスとのファーストステージ第1戦(京セラドーム)で先陣を切る大谷のほか、8勝の上沢と中村、7勝のメンドーサと浦野がほぼ確定している。ファーストステージを3試合戦って突破すると、15日からのファイナルステージは中1日。大谷はファイナルステージ進出時には野手専任で起用されることが濃厚で、3戦目の先発の1枠が足りなくなる。

 現状、その有力候補は今季わずか3勝も開幕投手を務めた吉川。1日の楽天戦(札幌ドーム)では7回1失点と好投し、復調気配だ。斎藤も負けていない。9月29日西武戦(札幌ドーム)では5回1失点で約2カ月ぶりの2勝目を挙げた。2年ぶりのCS進出を決め、重圧の掛かる試合で先発の役目を果たし、厚沢コーチは「吉川はCSへ強烈なアピールだった。斎藤も今季一番良かったし順応に対応したい」と語った。

 「日本一になりたい。少しでもチームに貢献できるように頑張りたい」。そう意気込む斎藤に対し、栗山監督も「勝つことがあいつ(斎藤)の一番の特長」と期待を寄せている。フェニックスリーグで結果を残せば、再びチャンスは巡ってくる。

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2014年10月7日のニュース