山田 逆転満塁弾で64年ぶり記録更新「どうしてでしょうね…わからないです」

[ 2014年10月6日 22:05 ]

<ヤ・D>ヒーローインタビューを終えシーズ右打者最多安打の記念球を手にする山田

セ・リーグ ヤクルト7―6DeNA

(10月6日 神宮)
 山田のメモリアルな一発でヤクルトが逆転勝利を飾った。

 この試合、50年に阪神の藤村富美男が樹立した191安打の日本人右打者シーズン安打記録まであと3と迫っていた山田は第1打席と第3打席に安打を放って大記録にリーチをかけると、続く6回の第4打席でも左前に打球を運び、あっさりと64年前の記録に並んだ。

 迎えた8回、3―5と2点を追う第5打席で歴史的瞬間が訪れた。1死満塁の好機にDeNA2番手・山口が投じた4球目のストレートを山田は力強く叩くと、打球はレフトスタンドへと消えた。

 記録更新となる192本目の一打は29号逆転満塁弾。「信じられない。うれしいです」。素直にそうよろこびを口にした山田は「カウント0―3だったので、思い切って空振りでもいいので、自分のスイングをしようと思っていきました。入った瞬間は最高でした」と打席を振り返り、頬を緩ませた。

 プロ4年目にして一気に打撃の才能が開花した山田。「どうしてでしょうね…わからないです」とその理由についてはうまい答えが返ってこなかったが、二人三脚で練習に取り組んできた杉村打撃コーチには「感謝したいです」とはっきり謝辞を述べた。

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2014年10月6日のニュース