ソフトB CS「開幕投手」は大隣!10・2好投&相性で

[ 2014年10月6日 06:23 ]

2日の試合で好投した大隣

 勢い重視だ!3年ぶりの優勝を決めたソフトバンクは15日に開幕するCSファイナルSの第1戦(ヤフオクドーム)で大隣憲司投手(29)を“開幕投手”に起用する方針を5日、固めた。この日、秋山幸二監督(52)は状態重視のローテーションを編成したと明言。「10・2」最終決戦で6回無失点と好投した左腕に初の大役が伝えられたもようだ。

 伝説の「10・2」サヨナラ決着から2日間の休養を挟み、再びナインはヤフオクドームに集結した。秋山監督は重要なCSファイナルS第1戦を任せる男の条件をこう語った。

 「調子の良さもある。あとは、相性だよな」

 2つの条件に合致するのは10月2日のオリックス戦で、6回無失点に抑えた大隣だ。昨年6月に手術した国指定の難病・黄色じん帯骨化症から復帰し、天王山となった9月16日の同カード(京セラドーム)は2年ぶりの完封勝利を飾るなど、対オリックスは今季2勝0敗、防御率0・41。CSファーストSを勝ち抜く可能性のある日本ハム戦も21試合11勝7敗、防御率2・48と好相性だ。

 「どの試合で投げるとしても最高の準備をしたい」。大隣自身、明言こそ、避けたものの、優勝した翌3日は休日返上で汗を流し、この日も精力的にランニングをこなすなど、意識は高かった。チームは8日から参加するフェニックスリーグで4試合を予定するが、長いイニングは投げず11日の楽天戦(SOKKEN)で2回程度の調整を挟み、中3日で先陣を切ることになりそうだ。

 CSでは過去3試合に登板し、1勝0敗、防御率1・42の安定感。ただ日本シリーズの登板はなく、日本一を決める舞台の扉を開けるため、左腕は初戦に全精力を注ぎ込む。

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2014年10月6日のニュース