楽天 大久保新監督決定的 3日にもオーナーと星野監督トップ会談

[ 2014年10月2日 05:30 ]

楽天新監督就任が決定的となった大久保2軍監督

 楽天の来季監督に大久保博元2軍監督(47)が昇格することが1日、決定的となった。3日にも三木谷浩史オーナー(49)が仙台を訪れ、星野仙一監督(67)とトップ会談。アドバイザー的な役職の就任を要請している同監督の意向を聞いた上で最終的な調整を行い、正式に就任を要請する。シーズン終了を待って発表される見込みだ。

 球団は、9月18日の星野監督の辞任を受けて後任の選定に着手。その結果、若手の育成に力を注ぐとともに、星野監督の休養中に1軍監督代行として振るった大久保2軍監督の手腕を評価。田中(現ヤンキース)という大黒柱が抜け、今季の低迷から若手の有望株中心に立て直しを図るチームには適任と判断したようだ。

 大久保2軍監督は、胸椎黄色じん帯骨化症などの手術を受けた星野監督の休養中、佐藤義則監督代行に代わって7月2日から17試合で監督代行を務めた。その間のチームの成績は8勝9敗。1つの負け越しだったが、ベテラン松井稼を1番に起用し、先発で苦しむドラフト1位ルーキー・松井裕を2番手で登板させてプロ初勝利をアシストするなどした。型にとらわれない采配と大胆な選手起用で、星野監督が復帰した7月24日までチームを活性化させた。今後は大久保2軍監督の昇格が正式決定し次第、早急に組閣と補強に動くことになる。

 ◆大久保 博元(おおくぼ・ひろもと)1967年(昭42)2月1日生まれの47歳。水戸商から84年ドラフト1位で西武に入団。西武時代は伊東勤(現ロッテ監督)の控え捕手で、92年5月に中尾孝義との交換トレードで巨人に移籍。95年に引退した。現役時代の通算成績は303試合で打率・249、41本塁打、100打点、1盗塁。08、10年に西武打撃コーチを務め、12年に楽天打撃コーチ。13年からは2軍監督を務める。

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2014年10月2日のニュース